日常#1 vol.4

ふと最近新聞で目にした、「もったいない」は「mottainai」で英語にても通じるという記事を。西洋の人々はもったいないという概念を抱きつつあることの裏返しであろうが、自分がいつも英訳するときは「regrettable to dump」などと「捨てるには惜しい」というニュアンスで使い分けてきた。

 

遡ること数年であるが、京大入試の英作文では日本語でも聞きなれない言葉を自分の中でかみ砕いて自分の知っている単語だけで説明するのが求められるということを思い出した。

この考え方(難しい言葉を平易な言葉に解釈すること)は自分の生き方において有益であるように考える。

 

例えば、仏教的概念「わび・さび」。侘(わび、侘びとも)とは、辞典の定義によれば、「貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識」を言い、動詞「わぶ」の名詞形である。一方、寂(さび、寂び、然びとも)は、「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」を言い、動詞「さぶ」の名詞形である。

参考

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%B3%E3%83%BB%E3%81%95%E3%81%B3

 

この言葉を自分だったら、「the beautiful sense in Eastern of trying to find  satisfaction and beauty」とします。英語の専門の人から見たら不器用な表現だと言えますが、ネイティブではない者からしたらまずまずなのではないでしょうか。

東洋思想の概念であるため、西洋の言語である英語に正確にこのニュアンスをもつ単語があるわけではない。

 我々が実社会でぶち当たる言葉は時として初めて目にする言葉ばかりでしょう。辞書で調べることも大事ですが、自分の知っている言葉を類推させながら想像力を働かせることも必要になってくるのではないでしょうか。

 

次回の記事は、今回の初めに出した「もったいない」という言葉を掘り下げたいと思います。